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おっかない未亡人
第25章 サチコ18才
「友達にさ、もうヤったのかって聞かれてさ。」

塾終わりの慎吾とコンビニで肉まんを買って公園で食べる

厳密にはヤってるけど
この姿になってからはチャンスがなかった

あたしのバイト代とシンちゃんのお小遣いではラブホなんてとても行けなかったし

受験生のシンちゃんと
バイトと学校のレポートに追われるあたしが
親の目を盗んでそんなことする時間はなかった

お酒も煙草もエッチもできない
それでもあたしたちはこの制限された世界で楽しんでいた

堂々と手を繋いで制服デートしたし
自転車の2人乗りも
カラオケも映画もそれなりに楽しくて
逆に新鮮で

今しかできないことを存分に楽しんだ

「青春だわ。」

ブランコを漕ぎながら喋る

「シンちゃんは、冷静だね。」

「なんか、このままでもいいかなって。」

「まじ?」

「幸子ちゃんの制服姿も、そそる。」

シンちゃんがブランコを止めてキスしてくる

ああ、姿は若くても
私たちは分かり合える

キスが気持ちよかった


~♪

その時あたしの携帯が鳴る

「出ないの?」

相手は分かっていた
当時あたしは付き合っていた人がいて

 
「あまり歴史を変えるのは良くないって思うよ。出たら?」

「うん。」


彼氏だった

「あ、はい。はい。うん。うん。今日は、、ちょっと、、うん。。ごめん。じゃあ。」

そっけなく電話を切る
電話中もシンちゃんはあたしのスカートに手を入れて内太ももを触っていた

「スカートみじけ、真冬なのに生足かよ。」

シンちゃんは自分のマフラーを取ってあたしの太ももに乗せた

「明日さ、塾ないんだ。で、親居ない。」


チャンスが到来した



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