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第25章 サチコ18才

「幸子～今日の合コンどうする？」

真由が話しかけてくるがあたしは学ラン集団のことが気になっていた

「あたしはパス。」

「えー付き合い悪。」


もうすぐ配り終わる
このあと松下とインターンシップの志望動機作る約束があるのだ


「キャンペーンやってま、」

いきなり目の前に慎吾が立ちはだかる

「どいてよ。バイト中なんだけど。」

「この間はごめん。」

「キャンペーンやってまーす。」

あたしはシンちゃんを無視してティッシュを配る

「幸子高校生にナンパされてやんの。」

真由が面白がって見ている

「俺は幸子ちゃんが好きで。」

離れたところで学ラン集団が冷やかしていた

「おい、慎吾ーー！何やってんだよー」

「ナンパとかやめろよー」

「熱いねーお二人さん。慎吾頑張れーー！」


お陰でティッシュが捌けない

「邪魔しないで、」

ぎゅっと抱き締められてしまう

「ちょ、ちょっと、」

「俺と結婚してほしい。」

もがいてもシンちゃんは離してくれない


「きゃーちょっとまじ？誰なの幸子？」

真由も驚いている

「シンちゃん、ティッシュが捌けないでしょ。」

「俺がもらうから。毎晩幸子ちゃんのことを考えてティッシュがいくらあっても足りないんだ。」

どさくさに紛れて下ネタかい

「もう周りは、世間体はどうでもいい。俺と未来に帰ろう？」

シンちゃんがキスしてくる
あたしはもう抵抗せずキスに答えた


フーーーー！ヒューーー！
周りが盛り上がりムードになっている


なかなかの思いきった行動だった