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おっかない未亡人
第25章 サチコ18才
慎吾と図書館で勉強をする
なんだか難しい数式をすらすら解いていた
あたしは学校の課題をだらだらまとめる
慎吾からは夫に会ったことは聞かれない
あたしから話すの待ってるか聞きたくないかだ
「あのさ、」
集中してる慎吾のタイミングを見て話しかける
シンちゃんは黙々と数式を解いている
「約束してほしいんだけど。」
「うん。」
問題集から目を反らさずあたしの話を聞いている
「あたしたちこの先も喧嘩すると思う。あたしも完全に彼を忘れられないし。でもちゃんと話し合って乗り越えていきたい。逃げないであたしと向き合ってほしい。」
やっとシンちゃんがシャーペンを置いた
あたしは役所でもらってきた婚姻届を机に出す
シンちゃんがこちらを見た
全くの勘なのだがこの人はシンちゃんじゃないって感じがした
「幸子、おめでとう。俺の分まで幸せになってね。愛してる。」
やっぱり
「居たのね。」
「ああ。ずっと見てたよ。俺に会いに来てくれて嬉しかった。でももう幸子も幸せになっていいんだよ。」
涙がでてくる
「お願い、戻ってきて。そばにいて。」
「それじゃ、意味がないだろう。」
「あたしも愛してる。」
涙が止まらない
そのまま泣きすぎて眠ったような気がした
なんだか難しい数式をすらすら解いていた
あたしは学校の課題をだらだらまとめる
慎吾からは夫に会ったことは聞かれない
あたしから話すの待ってるか聞きたくないかだ
「あのさ、」
集中してる慎吾のタイミングを見て話しかける
シンちゃんは黙々と数式を解いている
「約束してほしいんだけど。」
「うん。」
問題集から目を反らさずあたしの話を聞いている
「あたしたちこの先も喧嘩すると思う。あたしも完全に彼を忘れられないし。でもちゃんと話し合って乗り越えていきたい。逃げないであたしと向き合ってほしい。」
やっとシンちゃんがシャーペンを置いた
あたしは役所でもらってきた婚姻届を机に出す
シンちゃんがこちらを見た
全くの勘なのだがこの人はシンちゃんじゃないって感じがした
「幸子、おめでとう。俺の分まで幸せになってね。愛してる。」
やっぱり
「居たのね。」
「ああ。ずっと見てたよ。俺に会いに来てくれて嬉しかった。でももう幸子も幸せになっていいんだよ。」
涙がでてくる
「お願い、戻ってきて。そばにいて。」
「それじゃ、意味がないだろう。」
「あたしも愛してる。」
涙が止まらない
そのまま泣きすぎて眠ったような気がした