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おっかない未亡人
第1章 グレイなふたり
「ふーん。いいなぁ出張。」
義理の娘、槻は晴れてこの春から看護師として働き始め、幸子と一緒に住んでいる
「あたしとか仕事しかしてないし。」
槻がお風呂上がりの美顔ローラーをしながら話す
もともと細かったが就職してから更に痩せて垢抜けた気もする
「三原さん、明日まっつんの復帰なの。見守っててね。」
仏壇に線香をあげる
夫の三原は数ヵ月前あっけなく事故で他界した
「ところで誰となの出張?」
「あなたがあたしだったときバーでナンパされた人。」
槻が笑い出す
「あの人ね。」
「まさか上司になるとはね。」
「で、泊まりで出張か。ゴムは付けないとだよ。」
言い負かされる
「まじで何もないから。半年一緒に働いたけど、まじで誘われないし。」
「ふーん。じゃやっぱお酒だな。酒でオトす。さっちゃん飲むと頬が程好く赤くなるからさ、得だよ。」
娘にアドバイスされる
「あたしあの時別に色仕掛けとかしてないからね。お互い一人で飲んでてさ、なーんか雰囲気に飲まれたっていうか。」
正直関本のことは気になっていた
しかし上司なのだ
何かあって気まずくなるのはごめんだった
義理の娘、槻は晴れてこの春から看護師として働き始め、幸子と一緒に住んでいる
「あたしとか仕事しかしてないし。」
槻がお風呂上がりの美顔ローラーをしながら話す
もともと細かったが就職してから更に痩せて垢抜けた気もする
「三原さん、明日まっつんの復帰なの。見守っててね。」
仏壇に線香をあげる
夫の三原は数ヵ月前あっけなく事故で他界した
「ところで誰となの出張?」
「あなたがあたしだったときバーでナンパされた人。」
槻が笑い出す
「あの人ね。」
「まさか上司になるとはね。」
「で、泊まりで出張か。ゴムは付けないとだよ。」
言い負かされる
「まじで何もないから。半年一緒に働いたけど、まじで誘われないし。」
「ふーん。じゃやっぱお酒だな。酒でオトす。さっちゃん飲むと頬が程好く赤くなるからさ、得だよ。」
娘にアドバイスされる
「あたしあの時別に色仕掛けとかしてないからね。お互い一人で飲んでてさ、なーんか雰囲気に飲まれたっていうか。」
正直関本のことは気になっていた
しかし上司なのだ
何かあって気まずくなるのはごめんだった