この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
おっかない未亡人
第10章 妻ウィーーク!
「すみません。」

廊下で小柄な細身の女性に話し掛けられる

「あのぉ、関本はおりますでしょうか。」

一瞬何を言われたか分からなかった

「これ、主人に渡してもらえますか。お弁当忘れちゃって。」

「ああ、」

奥さんだ
ついに会ってしまった
普通に職場に来るんだ
もしかして偵察も兼ねて?

若くはないけど髪もちゃんと手入れされている
とにかくウエストが細かった

「じゃあ、お願いしますね。」

奥さんは一礼して踵を返した

幸子はしばらく動けないでいた



関本はまだ出先から戻っていなかった
安堵する
今会ってもどんな顔していいか分からない

平静を保って関本のデスクに置く
最近誰かのプレゼント置いてばかりだな


自席に戻ると松下が話し掛けてくる

「何あれ?」

「弁当だそうです。」

「嫁?」

「いえす。」

「宣戦布告だな。」

そろそろ手を引くか
妻が来たからにはもうこれ以上は

幸子はしばし目を閉じる 

今まで楽しかった
ありがとう

大丈夫。あたしは強い
きっと立ち直れる


「まっつん、早く課長に戻って?」

「勝手だな。そう簡単に戻れるもんか。」

「アシストするわ。」

あたし、まだまだ頑張れる



/122ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ