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おっかない未亡人
第11章 娘の不倫相手に物申すキャンペーン
関本に別室に呼ばれる
だろうなと思う

彼は座らずに窓の外を見ている

ふと横を見るとブラインドの隙間から隣のブースの松下が見えた
指を重ねて、デキてんの?と聞いてくる

関本に見えない角度で松下に向かってあっかんべーをした


「大丈夫?」

「あ、全然。先日のお礼電話でした。」

「じゃなくて、大丈夫?」

こちらを見て言われる
あたしが大丈夫かという意味だ

こんな状況でも横顔に見とれる自分が虚しい

頑張って気をそらそうと隣のブースを見ると
郷田が菓子パンをかじっていた
端から見たら仕事のことで関本に注意を受けているように見えてるんだろうな


「俺さ、時間作るから。」

「時間?」

「幸子の為の時間作るから。」

今さら名前で呼ばれることに違和感がある
そして遠慮がちに呼ぶからサチコのニュアンスが微妙に違って聞こえる

「時間だけあっても、、」

「スペースもあける。俺のここのスペースも幸子に使う。」

自分の心臓を指差している

「あたしも結婚してたから、、。夫の回りでうろうろしてる女がいけすかなかった。だから自分もそうなりたくないんです。」

関本が窓に手をついて頭を垂れた
成す術なしね
どのみちあなたはあたしを失う

これが二人のためなの


幸子は余裕だった
既に土曜日のデートのことが頭を占拠していたのだ


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