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おっかない未亡人
第12章 膣もナカも奥も
~続いてはラジオネームSMさんからのお便り~

~不倫してた上司のことが忘れられずにいます。香さんならどうやって忘れますか~



慎吾の部屋でラジオを聴いている

「香ちゃん頑張ってるね。」

慎吾がトランクス一枚でベッドに寝そべっている


~私ならチンコをへし折ってやるわ~


「え、公共の電波で?」

幸子はキャミソール姿で慎吾の腕枕に包まれていた


~というのは冗談で。ずばり新しい恋、春なんだから皆さん恋しましょう。ここで一曲お送りするのは、ラジオネームSMさんのリクエストで、キツネのバカヤロウ~

~♪




「幸子ちゃんさ、服とか持って来たら?」

最初何を言われたのか分からなかった

「服?」

明日も仕事だからさすがに今日泊まるわけにはいかず
脱いだ服を身に付けていた

「ああ、そしたら泊まっても次の日そのまま仕事行けるからね。」

「それもだけど、、。」

慎吾が引き出しから鍵を出してくる
 
「持ってて。」

「家の鍵?」

「荷物も持ってきたらいいよ。うち二部屋あるし。」
 
一緒に暮らそうってこと?

「でもこのベッドは狭くて二人で寝れないよ~。」

「新しいの見に行こうよ。週末にでも。」

慎吾もスウェットに着替えた

「シンちゃん、、。」

気持ちは嬉しいけど

「何か引っ掛かる?」

不覚にも関本の顔が浮かんだ

忘れるためなら何でもする?
優しいシンちゃんに甘える?
関本に気持ちあるままシンちゃんと暮らせる?


「あの、、、槻ちゃん、まだ本調子じゃないし。」

「ああ、そうだね。」

慎吾もそれは分かっているようだ

「でも、嬉しい。」

「来たいとき来ればいいよ。」

幸子は合鍵を見つめた
新しいキーホルダー買わなきゃ
パジャマも







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