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おっかない未亡人
第14章 つかの間の甘い
「ははっ。あの世でもパンツなくしてんのか。魂はご健在だな。」

屋上で松下に昨日の出来事を話す

「急に呼び捨てになって、もうすぐ会えるって、、、。」

「シンちゃんに乗り移ったのか。三原さんやるな。よっぽどお前とヤリたいんだな。」

ちぐはぐになる
そっくりさんが上司になって魂は弟に乗り移って
一体あたしは誰と寝たの?

「ずっと見てたかもな。お前とシンちゃんがシてるとこ。」

「やだぁ。」

「それかヤってるときから既に入れ替わってたりして。」

「あーもー考えるだけで頭もげるわ。せっかく男関係が片付いたのに。」

手すりに肘をついて空を見た
秋の雲が流れてゆく

「そのうちまっつんにも乗り移ったりして。」

「そのときは抱いてやるよ。」

松下が吸っていた煙草を空にフッと吹いて
両手を手すりに突いて幸子を囲む

「嫌だし。」

幸子は吹き出す

「嫌か。」

「嫌よ。」

「シンちゃんとも遠距離なって寂しいだろ。」

「彼女と喧嘩した?」

「別に。」

松下が面白くなさそうに幸子から離れる


「宛はあるもん。」

幸子は名刺入れから先日デートした沢井の連絡先が書いた紙を見せる

「ふっふふーん♪」
 
「間男候補か。」

「そんなんじゃないよ。茶飲み友達。」


遠距離は愛も育むけど
隙も育んでしまう

安全な男で埋めるに限る


「ねぇ、アレの時はどうやって断ればいい?」

「アレの時はアレだろ。」

「アレじゃ伝わらないときは?」

「何の心配だよ。俺は生理でもフツーにできるけど。」

「やだぁ、痛いんだから。」

聞く相手を間違えたようだ


「松下くん、ここだったか。」

松下と際どい話をしていると噂の塩見課長が顔を出す

「ちょっと聞きたいことがあって。」

「いっすよ~。」

塩見は立場は上だがまだ新参者なので
こうやって松下にへりくだって聞きに来るのだ

幸子はいまだに夫にしか見えなくて慣れない

「悪いね、歓談中に。」

「いえ。」

ぎこちない態度だと思われるだろうな
似てるとかこの上なくやりづらいわ
このままだと仕事に支障が出てしまう


あたしのバランスを取りたがる悪い癖が発動するのであった



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