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おっかない未亡人
第3章 こんな追いチューは嫌だ
マッツんまっつんまっつん~~~♪♪
朝から歌いながらパソコンを叩く
松下の復帰後隣の席になったが
前ほどかまってくれないので
歌うことにした
それでも松下は耳栓をしてまで露骨に無視している
はぁーつまんないの
ふと課長の席を見る
関本が肩で電話を挟みながら画面を見つめている
大げさに声を張り上げて笑っているので得意先だろう
幸子が出張先で迫る事件から2週間が経つ
関本とはこれまで通りだった
彼は決して幸子を避けなかった
ひいきもしない
でもちゃんと評価してやるべきことを任せてくれていた
今日はこれから関本と外回りだった
うきうきもするけど、、、
「三原さん、社用車前に回しといて。」
今日は私が運転か
外回りの時は大抵は関本が運転だったが
たまにこうして任せられる
「おい、」
パソコンを閉じて支度をしていると
今日初めて松下が口を開く
「何?」
メモ紙を渡される
良く読みもせずポケットに突っ込んだ
社用車は幸子の愛車より一回り大きく
いつも運転は緊張した
表に停めて待っていると
関本が乗り込む
「悪いね。部長に捕まっちゃって。」
幸子はアクセルを踏む
気まずいことがあっても何一つ態度を変えないこの人に
一部下としてついていこう
彼がそれを望むなら今はただ応えよう
関本のネクタイを結ぶ日はすぐそこまで来ている、と言い聞かせるのであった
朝から歌いながらパソコンを叩く
松下の復帰後隣の席になったが
前ほどかまってくれないので
歌うことにした
それでも松下は耳栓をしてまで露骨に無視している
はぁーつまんないの
ふと課長の席を見る
関本が肩で電話を挟みながら画面を見つめている
大げさに声を張り上げて笑っているので得意先だろう
幸子が出張先で迫る事件から2週間が経つ
関本とはこれまで通りだった
彼は決して幸子を避けなかった
ひいきもしない
でもちゃんと評価してやるべきことを任せてくれていた
今日はこれから関本と外回りだった
うきうきもするけど、、、
「三原さん、社用車前に回しといて。」
今日は私が運転か
外回りの時は大抵は関本が運転だったが
たまにこうして任せられる
「おい、」
パソコンを閉じて支度をしていると
今日初めて松下が口を開く
「何?」
メモ紙を渡される
良く読みもせずポケットに突っ込んだ
社用車は幸子の愛車より一回り大きく
いつも運転は緊張した
表に停めて待っていると
関本が乗り込む
「悪いね。部長に捕まっちゃって。」
幸子はアクセルを踏む
気まずいことがあっても何一つ態度を変えないこの人に
一部下としてついていこう
彼がそれを望むなら今はただ応えよう
関本のネクタイを結ぶ日はすぐそこまで来ている、と言い聞かせるのであった