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おっかない未亡人
第22章 慎吾人形
「これ持ってて。」

「なんだこれ。まさか俺?」

ついに慎吾人形が出来上がってしまった

呑気な沢井は今度ゆっくり3人で食事でもとか慎吾にも誰かいい人紹介しようとか
無駄に興味を持たれてなかなかの面倒くささだった

家に持って帰るわけにもいかず
持ち歩くわけにも捨てるわけにもいかず

この人なら預けても引かない?
同僚は2体目の人形を不可解な目で見ている


「会わせたのか?」

「シンちゃんとスーパーで買い物してたらばったり会っちゃってさ。」

「何て説明したの?」 

「弟って言った。」

松下と屋上で語る
昔は恋の悩みは女友達ときゃっきゃ言いながら語るのが醍醐味だったけど

長年身も心も慣れ親しんだ男には色んな意味で何でも相談できた

あたしの性格も体も感じるところもこの人なら知ってて分かってて

妊娠とかしたら真っ先に相談するだろうな

「まっつんてあたしのなんなの?」

お父さん?保健室?保護者?

「なんだろな。」

松下が慎吾人形のズボンを脱がす

「付いてなかったか。」

「弟って言ったら嫌?」

「うーん、仮にお前に惚れてるとしたら、ショックだろうな。」

だからシンちゃん怒ったのかな

「なんて言えば良かった?」

「セフレって言えよ。正直に。」

「そんなんじゃない。」

「お前が中途半端に情を持つからだろ。突き放すなら徹底的に突き放せよ。」

「親戚だもん。」

「やっかいだな。」

松下が煙草をふかす
いい男だな
そもそもあんたがあたしに情を持つからややこしいんだからね

そしてあたしもこの人に情がある
だから再婚できないのかな

「三原家から抜けるか、シンちゃんと籍入れるか決めたら?」

もう二択だね

「良いこと言うね。」

幸子は少し元気になった気がした



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