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おっかない未亡人
第23章 心の妊活
「あー腹へったー。」

慎吾が帰ってくる

冷蔵庫は何もなくて
買い物をして炊き込みと肉じゃがを作った
まずは胃袋を制覇しなくては

「お風呂も沸かしたよん。」

「いや、まず食べる。うまそっ。」

慎吾が鍋を開けてじゃがいもを摘まみ食いしている

「唐揚げ残すからよ。」

「いや、あんなこと言われたら食ってられないよ。」




汗臭い慎吾を風呂に押し込んで
幸子は食卓に皿を並べた
食卓に、といってもシンちゃんは独り暮らしだからソファの前に狭い机が置いてあるだけなんだけど

おままごとみたい

慎吾が風呂から上がってくる

「あたしも入ろっと。先食べてて。」


慎吾のスーッとするシャンプーを使う
頭がスースーした

今日はシンちゃんと同じ匂いで眠るのね




「料理上手だね。」

「これでも主婦やってたから。」

慎吾はすごい勢いで食べている
頑張って作って良かった

「泊まっていっていい?」

「いいよ。」

「良かった。駄目って言われたら泣いちゃうぜ。」

「明日も仕事?」

「休み。」

繁忙期が終わって久々の2連休だ
この喜ばしい休みをまるまるシンちゃんに使いたい

「シンちゃんは休み?」

「残念ながら仕事。」

サービス業だから休みは合わない
会えない分愛は育つかな?


お皿を洗い終わって慎吾の隣に座る
慎吾は歌番組を見ていた
 
「沢井さんとは別れたの。」

慎吾がこちらを見る

「別れたの?」

「もう嘘はつきたくなくて。」

「そっか。」

慎吾は何か一点を見つめて考えているようだ

「幸子ちゃん、昼間の話だけど。俺は、、。」

息を飲む
拒否られたら今度こそ三原家を出ていこ

「俺は、いつかは欲しいと思ってて。意外だった。幸子ちゃん、兄ちゃんと結婚もしてるときも望んでないって言ってたし。」

「初めてなの。こんな気持ちになったの。シンちゃんが、あたしの母性を呼び覚ました。」

慎吾が手を握りながら髪を撫でてくれる
足で挟んで慎吾に体ごと包まれる

「シンちゃん、、、。」

自分からキスをする
シンちゃんも応えてくれて

テレビから最新のヒットソングが流れていた
二人とも見ることなくキスに集中してたけど




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