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この世は金で回ってる。
第3章 九尾の狐
 1年生~3年生の小さい組と4年生~6年生の大きい組の二つに別れて授業を行っている。
 小さい組は2年生のりくと3年生の女の子の2人だけ。大きい組は4年生の男の子1人と6年生の女の子2人と男の子1人。
 大きい組は初老の校長が担任を兼任している。
 で、りくの小さい組の担任が今回家庭訪問を持ち出した木滝珠世という女教師だ。
 まだ26、7という若さなのなこんな片田舎に赴任してきたので町の学校で何か大きな失敗をして島流しになったのではというのが父母会でのもっぱらの噂らしい。
 そんな事もあっていい印象を持って貰おうと色々活動しているようだがどれも気持ち先行の空回りらしい。
 今回の急な家庭訪問もその一つのようだ。
 成る程。
 昼の御奉仕してたら家庭訪問に支障が出る可能があるのか。
 久子も女だ。
 数時間前までザーメンで汚れていた身体で娘の担任の前には立ちたくないだろう。
 「わかった。許可しよう。」
 「有り難う御座いますご主人様。」
 許可を得てホッとしている久子を見ていて苛っときた。
 判りはした。判りはしたが納得は出来ない。
 何で俺が家庭訪問ごときで禁欲しなきゃならない?
 誰のせいだ?
 俺か?
 違う!
 久子か?
 これも違うだろう。
 なら、誰だ?
 決まっている。
 家庭訪問を企画した木滝とかいう小娘だ。
 こいつが悪い。
 こいつが諸悪の根源。
 こいつには罰を受けてもらおう。
 さて、どうしてやろう。

 久子には今日明日の昼の御奉仕に連休を与えた。
 今日午前中の作業が終わったら美容院でも行けと数万円を握らせる。
 令を言いながら帰る久子を見送った後大学時代の悪友に電話を入れる。
 こいつは教科書の勉強はそれなりにしか出来なかったが悪知恵働かせたら天下一。
 コミュ力も高く人脈も広い。
 それを生かして今は国内最大手の興信所のかなりいいポストに居る。
 こいつに頼めば10年来の行方不明者も一週間で見つけ出すという凄腕だ。
 こいつに木滝珠世の素行調査を頼んだ。
 明日の家庭訪問には間に合わないだろうが後日仕返しをする為のネタを掴んでおきたい。
 晩飯まで身体が空いたので引っ越しを機に買った中古のハイエースに乗り込み村を後にした。
 
 
  
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