この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
この世は金で回ってる。
第1章  貯金0円→4億円
 母屋も和室が6部屋もある。
 台所、トイレ、風呂場何かは近代的な物にリホームされていて住みやすそうだ。
 引っ越しと言ってもたいした荷物もなく2tトラック一台で事が済んだ。
 玄関から一番遠い部屋にベッド、テレビ、卓袱台、小さな箪笥を置けばほぼ終了だ。
 床に寝転がれば真新しい畳の臭いに包まれる。
 
 「ごめんくださぁ~い!」
 いつの間にかうたた寝したらしい。
 遠くから聞こえる声に目が覚めた時には日が傾きかけていた。
 正直言って俺は人付き合いが苦手、むしろ嫌いだ。
 出来るなら居留守を使いたかったが引っ越し早々そうもいくまい。
 面倒臭いなと思いつつ社畜七つ道具の一つ「愛想笑い」を取り出す。
 「はぁ~い。」
 最低限身なりを整えながら玄関に向かう。
 そこには細身の女性が立っていた。
 年の頃なら27、8?
 俺とそうかわらない所謂アラサーってところか。
 背は160強とさほど高くはない。
 少し明るめの茶髪は肩までのセミロング。
 細面の顔に大きな瞳が特徴的な田舎に置いておくのは勿体ない美人だ。
 「えぇ~っと。」
 「はじめまして。私、隣の大石久子と言います。」
 「はぁ。」
 なる程。ご近所さんね。
 ん?
 大石久子って何処かで聞いた名前だな。どこだったかな?
 あ!
 「おなご先生。」
 思わず口をついた言葉に隣人は一瞬きょとんとするがすぐにコロコロと笑いだす。
 「二十四の瞳なんてよくご存知ですね。」
 「中学生の時読書感想文書いたんですよ。夏休みの宿題で。」
 大学を出てから同世代のしかも美人と話したことなんてなかったから緊張の為声が上擦る。
 「そうなんですか。私は母が二十四の瞳のファンで久子ってつけたんですよ。」
 と、いうことは独身か?
 こんな美人が?
 なにか訳ありなのかも知れないな。
 「この村に新しい人が来るなんて数年ぶりのことなんですよ。」
 はぁ。そうですか。
 「スーパーもコンビニもないから今日のご飯どうするのかなって気になって。よかったらうちで食べていきませんか?」
 やけにグイグイくるな。
 普段ならなにかと理由をつけて断るのだが引っ越し早々お隣さんを邪険にするのもなんだし。
 何より美人のお誘いだ。
 「あの、ご迷惑でなければ。」
 そう答えていた。
 
/45ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ