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この世は金で回ってる。
第2章 女郎蜘蛛
 ペチョペチョ。グチョグチョ。
 妙な水音に意識が戻る。
 う、ウゥ~ン。
 ここはどこだ?
 記憶を辿ろうとしても酒漬けの脳ミソはまともに動こうとしない。
 ペチョペチョ。グチョグチョ。
 だから何なんだこの音は。
 目を細め音のする足の方を見る。
 薄暗い部屋の中。
 寝ている俺の腰の辺りで何かが蠢いている。
 頭にかかった霞が徐々に晴れていく。
 ペチョペチョ。グチョグチョ。
 音に合わせて何か熱く柔らかい物が下半身。性格にはペニスに絡み付く。
 まさか!
 一気に覚醒し上半身を起こすと股間から顔を上げた全裸の久子と薄闇の中で目が合った。
 久子は妖艶に笑うとシーっと人差し指を唇の前に立ててから改めて顔を股間に埋める。
 なんで?どうして?
 ついさっき出会ったばかりの女がフェラチオしてるんだ?
 戸惑いはあるが股間から沸き上がる快楽には勝てない。
 無意識の間に半勃ちだったペニスがいきりたち力強い肉の凶器チンポに変貌する。
 「ハアァ~ン。おっきい!素敵。」
 口許から亀頭へ涎の糸を滴しながら淫女が呟く。
 それはそうだろう。
 俺のは娼婦が挿入るのを躊躇する逸物だ。
 全長7寸、太さ2寸。
 世に言う馬並みってやつだ。
 洋物AVのフニャフニャ巨根と違い俺のには鋼の芯が一本通っている。
 大学時代付き合った女はこれを「妖刀菊一文字」と銘を付けた。
 いわずと知れた新撰組の沖田総司の愛刀のもじりだ。
 それに必死にしゃぶりついている久子を見ている内に段々怒りが湧いてくる。
 理不尽な言葉と肉体の暴力に押し潰され神経を磨り減らされた会社から脱出してやっと得た新天地。
 ここでなんで一方的に性を啜られなければならない?
 俺の人生は他人に搾取される為にあるんじゃないぞ!
 セミロングの茶髪を鷲掴みにして力任せに引っ張る。
 ブチブチ
 顔をチンポから引き離す。
 手に残った数本の髪の毛を払い捨てながら久子を見下ろす。
 突然の暴力的な行為に驚きと恐怖を隠せずにいる。
 弱い。
 こいつは俺より数段弱い。
 強者が弱者に遠慮する必要はない!
 就職して以来初めてピラミッドの最底辺から脱した。
 潰してやる!
 壊してやる!
 これは理不尽な八つ当たりだと頭の隅では判っていてもどす黒い衝動は押さえきれない。
 腰をブン!と振り妖刀で久子の頬を打つ。
 
 
 
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