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寝取られた人妻
第5章 本当の悦び
翌日、全身の筋肉と関節が痛くてベッドから起き上がれなかった。

前の時と同様、フルマラソンでも走り切ったかのように精も根も尽き果てた感じだった。

私は43歳だ。

決して若くはない。

体は健康そのものだったが、日頃の運動不足もあるし、とても常務との激し過ぎる行為にはついていけなかった。


でも・・

夫との行為では決して経験出来なかった強烈な絶頂感を常務はイヤと言うほど味わわせてくれたのだ。

心で嫌っていても、体は明らかに常務を欲していた。

(どうして・・?ダメ・・そんな事・・絶対にダメよ!いけないわ!)

私は心の中で葛藤していたのだった。





私は何時しか寝入ってしまっていた。 
 
疲れ切って、深い眠りに落ちていた。



途中、体をうつ伏せにされたり、両手を引っ張られる感覚を覚えたが、それが現実の事なのか、夢の中なのか区別が着かない程に疲れ切っていた。

しばらくして、待ち焦がれていた怪しい感覚が込み上げて来て私はハッと目を覚ましたのだった。

常務がまた続きを再開させようとしているのかと思った。

でも、そこには常務の姿はなかった。

代わりにそこにいたのは、一人息子の裕太だった。

「・・?」

しばらくは声も出なかった。

段々、意識がはっきりしてくるにつれ、違和感が一気に膨れ上がっていった。

「ゆ、裕ちゃん・・?」

息子の姿を発見した私は慌てて上体を起こそうとした。

でも、両手を後ろ手に縛られており、なかなか上体を起こす事が出来なかった。

息子は私のスカートの中に指を潜り込ませ、下着の上から女の部分を弄っていたのだ。

ようやく上体を起こす事が出来た私は「ゆ、裕ちゃん・・な、何してるの?」と声を震わせて聞いたのだった。

「常務って・・この前来た父さんの会社の人・・?」

息子は私の問には答えずに逆に聞き返してきた。

いきなり常務の事を聞いてくるなんて・・

私が寝ている間に何か口走ったのだろうか?

そう思った私は心臓がドキッとした。

「ねえ、常務って・・あの人?」

再度、息子が聞いてくる。

「お母さんが・・何か言ったの?」

私は心臓が破裂する思いで恐る恐る聞いてみた。

息子は衝撃的な台詞を発したのだった。
 
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