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俺の肉奴隷は11歳
第6章 7月16日 白熱のコート
愛未ちゃんはコートの端めがけて、強力なサービスを打ち込んだ。
まりちゃんはダッシュして、打ち返した。
激しいラリーの応酬が続く。
弾丸のような愛未ちゃんのスマッシュ。

まりちゃんのラケットは、わずかに届かず、シャトルはコートにバウンドした。
観衆の間から歓声が上がる。
「マッチポイント!」
審判がコールした。
もう、後がない…!

でも、まりちゃんは諦めなかった。
すでに限界に見えたが、残った力をふり絞るようにシャトルを追った。
まりちゃんの必死の一打が、愛未ちゃんのラケットをかすって後ろに飛んだ。
よし!あと1ポイント!

花音ちゃんが言った。
「麻莉奈って、他の子より小さいのに、走るのすごく速いんです。いつも、がんばってるんです」
確かにそうだ。あの体で、信じられないほど速い。
まりちゃんは努力家だ。どんなことにも全力で挑む。
だからゲームもあんなに強くなる。

僕は、何をしても中途半端だ。何事も全力でやり切ったことがない。
まりちゃんが、すごくカッコよく見えた。

まりちゃんのサービス。
返ってくるシャトルは…低い!愛未ちゃんのミスか?
誰もがネットに当たると思ったが、それでもまりちゃんはネットに向かって走った。

それは、ネットのすれすれ上を通過した。愛未ちゃんのテクニックだ。そしてネットを越えるとすぐ、真下に落下し始めた。
小学生に、こんなことができるなんて…
まりちゃんは前方にジャンプして必死に腕を伸ばした。
届け!

ギリギリでラケットに当たり、シャトルは、かろうじてネットの向こうへ。しかし、すでに愛未ちゃんはネット際に待機していた。
ヤバい!
コートに転がったまりちゃんが、体勢を立て直す間もなく…
無情にもシャトルは彼女の頭上を越えた。

「ゲーム!ウォンバイ藤村!トゥエンティトゥ!」

負けた…
まりちゃんはコートに座り込み、力なく肩を落とした。
力及ばなかったことが悔しそうだ。
愛未ちゃんが手を差し出した。
「水野さん、すごいね!わたし負けるかと思っちゃった」
「うっ…うっ…」
まりちゃんは、うつむいて泣いていた。

愛未ちゃんは、まりちゃんの肩に手を置いて
「また試合しようね!」
まりちゃんは涙目で見上げた。
「うん…」
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