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俺の肉奴隷は11歳
第63章 狂宴の後
あの日。
燃えさかる家の前で、僕は絶望して動けなかった。
泰子さん…まりちゃん…
もう終わりだ…………
いや待て、考えろ。
さっきこの家に来たとき、まりちゃんは見当たらなかった。隣の部屋にいたかも。でももし、この家にいなかったとしたら…まだ望みはある。
とりあえず、まりちゃんの家に戻ろう。
自転車もなく、車でも30分程かかる道のりを、僕は走った。
かなりキツイ。足がもつれて転んで、膝と腕を擦りむいた。
でも走った。
早くしないと、手遅れになりそうな気がした。
やっと着いた。足が痛くて、立っているのもつらい。
家は真っ暗なのに、鍵がかかっていなかった。変だ。
必死でまりちゃんを探した。
2階に上がって、まりちゃんの部屋に入った。
ベッドの掛け布団が膨らんでいるのに気付いて、捲くってみると…
いた。
まりちゃんは裸で、胎児のように丸まっていた。
両手首と足首を縛られて、猿ぐつわを噛まされていた。息はある。眠ってるみたいだ。
拘束を解いて、布団を被せた。
涙が出た。まりちゃん…生きていてくれて、本当に良かった…
でも、一体何があったのか。
やがてまりちゃんは、目を覚ました。僕を見て
「ゆーくん…?」
「まりちゃん、大丈夫?どこか痛くない?」
まりちゃんは、首を横に振った。
「ねえ、何があったの?」
まりちゃんは答えず、ただ涙を流していた。
燃えさかる家の前で、僕は絶望して動けなかった。
泰子さん…まりちゃん…
もう終わりだ…………
いや待て、考えろ。
さっきこの家に来たとき、まりちゃんは見当たらなかった。隣の部屋にいたかも。でももし、この家にいなかったとしたら…まだ望みはある。
とりあえず、まりちゃんの家に戻ろう。
自転車もなく、車でも30分程かかる道のりを、僕は走った。
かなりキツイ。足がもつれて転んで、膝と腕を擦りむいた。
でも走った。
早くしないと、手遅れになりそうな気がした。
やっと着いた。足が痛くて、立っているのもつらい。
家は真っ暗なのに、鍵がかかっていなかった。変だ。
必死でまりちゃんを探した。
2階に上がって、まりちゃんの部屋に入った。
ベッドの掛け布団が膨らんでいるのに気付いて、捲くってみると…
いた。
まりちゃんは裸で、胎児のように丸まっていた。
両手首と足首を縛られて、猿ぐつわを噛まされていた。息はある。眠ってるみたいだ。
拘束を解いて、布団を被せた。
涙が出た。まりちゃん…生きていてくれて、本当に良かった…
でも、一体何があったのか。
やがてまりちゃんは、目を覚ました。僕を見て
「ゆーくん…?」
「まりちゃん、大丈夫?どこか痛くない?」
まりちゃんは、首を横に振った。
「ねえ、何があったの?」
まりちゃんは答えず、ただ涙を流していた。