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俺の肉奴隷は11歳
第18章 8月1日 母と娘
麻莉奈を降ろして家に戻ると、俺は水野家の盗聴器に耳をすませた。さて、泰子はどう出るか。

麻莉奈は自室にいた。泰子がノックした。
『麻莉奈ちゃん、話しがあるの。ちょっと来て』
さっそく来たな。

リビングに移動した麻莉奈は、そっけない声で
『なあに?』
泰子は興奮ぎみに
『家庭教師に何されたの?正直に言って!』
『何って…勉強しただけだよ』
『ウソ!お母さん知ってるのよ!』
『……』
『ねえ、麻莉奈ちゃんはまだ子供だから、わからないと思うけど、あれは良くないことなの』
『なんで?お母さんだってしてるでしょ?』
『子供がすることじゃないって言ってるの!』
おいおい泰子、俺の麻莉奈に偉そうな口きくなよ。

麻莉奈も強い口調になった。
『わたしがいいって思ったから、いいの!わたしが決めたの!お母さんに文句言われたくない!ホントのお母さんじゃないし』
『何てこと言うの…』
『わたしのお母さん、死んじゃったから』
こいつは面白い!泰子どうする?娘に負けてるぞ。

『それでも、今は私があなたのお母さんだからね。言うこと聞きなさい!』
『ヤダ!』
『ねえ麻莉奈ちゃん。あの家庭教師は悪い人なのよ。もう会わせたくないの。心配なの』
『圭さまは悪い人じゃないよ!優しいもん!』
『圭さま?そんなこと言わされてるの?あきれた。とにかく、もう行かせないからね』
『ヤダ!もっといろいろ教えてもらうの!明日も行くから!』
『わかった。じゃあ、お父さんに話すわ』
『そんなことしたら、わたしもお父さんに言っちゃうよ』
ん?何の話しだ?

泰子は、うろたえたように
『…何を言ってるの?』
『わたし見ちゃったの。お母さんが隠してた手紙。トクソクジョウっていうの?300万って書いてあったよ』
『あ…あれは何でもないの…お父さんも知ってるから…』
『じゃあ、お父さんに聞いてもいい?』
『……』
『わたし忙しいから、もういいよね?』
麻莉奈は部屋に戻った。

督促状?300万だって?
おいおい、そんなに借りてるのか。ヤバいだろ。
パチンコだけじゃないのか?バカだなぁ。
しかも、麻莉奈に弱みを握られてるなんて、面白すぎる。
結局、話しはそれで終わった。
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