この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人生双六~振り出しに戻る~
第3章 小4秋
 世の中には「先生」と呼称される職業がある。
 政治家。
 弁護士。
 医師。
 教員。
 用心棒。
 最後のは冗談だがこれら「先生職」の共通点は仕事のスタンスの根本に○○してやってるという傲慢さが有る事じゃ。
 生活基盤を作ってやってる。
 重い刑罰から救ってやってる。
 命を救ってやってる。
 知識を教えてやってる。
 何よりそれらを作り笑顔で隠して好い人ぶってるのが鼻持ちならない。
 小学校教諭などはその最たるものだ。
 無知で愚かな児童に知恵を授け人間にしてやってる。
 そんな輩ばかりじゃ。
 儂のクラス4年3組のクラス担任もその一人じゃ。
 地元の2流大学の教育学部を出て2年目のペーペーのくせにプライドだけは高いいけ好かない女じゃ。
 自分に従順な子には優しく、反抗的な子には辛辣という極端な二面性を持つ。
 児童の方も本能的にそれを察して良い子ちゃんにしている。
 今クラスで目を付けられてるのは儂だけじゃ。
 いや、儂とてつまらないとは思いつつも居眠りもせずきちんとノートをとりテストも100点の山。
 優等生を絵に描いて額に飾ったような生活をおくっておる。
 が、どうも言動の端々に必死で頑張っておる小娘を小馬鹿にしとるのが漏れ見えておるのじゃろう。
 何かにつけてネチネチと難癖をつけてきおる。
 クラスで唯一担任に嫌われてる児童。
 こうなるとどんなに勉強が出来てもスポーツ万能でも徐々にクラスメートの対応が粗雑になってくる。
 所謂イジメだ。
 元々異質な存在だった儂を疎外するは彼らにとっては当たり前の防衛本能じゃ。
 シカト、ハブ、村八分。
 クラスで孤立しても蚊に刺された程のダメージもない。むしろ蚊に刺された方が跡が痒くなる分質が悪いかもしれない。
 まあそれでも小娘が、孤立している儂を見て内心ほくそ笑んでいると思うと多少面白くない。

 放課後。
 いつも通り俺の横に擦り寄りチンポに手を伸ばしている好実に尋ねてみる。
 「草鹿菖子知っとるな?」
 「?・・・はい。」
 脈絡のない質問に戸惑いながらも答える。
 「どう思う?」
 「嫌いです。」
 今度の返事は早かった。
 何でも学校内でもヒエラルキーがあるそうで
 上から校長、教頭、学年主任、一般教諭、養護教諭等の特殊教諭、事務員となる。
 好実の司書は特殊教諭になる。 
 
/51ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ