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海に映る月の道 〜last tango in Paris〜
第6章 従者と執事見習い 〜執事見習いの恋〜
暁の透き通るように白い頬が、うっすらと薄桃色に染まる。
「…月城さん…。
褒めすぎです…」
「いいえ。私は嘘は吐けない性分なのです。
本当のことしか、申しません」

暁のアーモンド形の黒々とした美しい瞳が、くすぐったそうに細められた。
「…ありがとうございます…」

…そして、暁が距離を縮めるようにおずおずと一歩踏み出した。
馬場に散り始めた楓の葉がかさりと鳴る。

「…月城さん…。
…僕は…貴方が…」 
風の音に攫われそうな微かな声だ。
「はい…」
耳を澄ませた時…

「…暁。
ここにいたの。
探したよ、随分」

…月城の耳は、若い男性の涼やかな声を拾ったのだ…。

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