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海に映る月の道 〜last tango in Paris〜
第6章 従者と執事見習い 〜執事見習いの恋〜
大人しく控えるアルフレッドの背中をそっと撫でてやりながら、月城は尋ねた。
「今日は暁様はアルフレッドに乗りに来られたのですか?」
アルフレッドは暁の馬だ。
元々礼也の愛馬だったのを、暁の誕生日に譲ったのだ。
暁に本格的に馬術を習わせるためだ。
アルフレッドは持ち馬の中でも大層穏やかで賢い優秀な馬だったからだ。
「いいえ。アルフレッドは蹄鉄を変えたばかりで、今日は様子を見に来ただけ。
明日は雪になりそうだから、飼い葉や干し草を増やして馬房を暖かくしてあげようと思って…」
アルフレッドの首筋を優しく撫でる。
アルフレッドも嬉しそうに嘶いた。
「お優しいですね」
暁は恥ずかしそうに笑った。
「…アルフレッドは大切な友だちだから…」
「今日は暁様はアルフレッドに乗りに来られたのですか?」
アルフレッドは暁の馬だ。
元々礼也の愛馬だったのを、暁の誕生日に譲ったのだ。
暁に本格的に馬術を習わせるためだ。
アルフレッドは持ち馬の中でも大層穏やかで賢い優秀な馬だったからだ。
「いいえ。アルフレッドは蹄鉄を変えたばかりで、今日は様子を見に来ただけ。
明日は雪になりそうだから、飼い葉や干し草を増やして馬房を暖かくしてあげようと思って…」
アルフレッドの首筋を優しく撫でる。
アルフレッドも嬉しそうに嘶いた。
「お優しいですね」
暁は恥ずかしそうに笑った。
「…アルフレッドは大切な友だちだから…」