この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
海に映る月の道 〜last tango in Paris〜
第6章 従者と執事見習い 〜執事見習いの恋〜
「暁様。コートをお脱ぎ下さい。
雪が溶けてお身体が冷えてしまいます」
暁の肩には早くも白い粉雪が降り積もっていた。
月城は風邪を引かせたくなくて、コートの肩の雪を払おうとした。

「大丈夫。自分でできる」
月城の指と、暁の指とが重なった。
ひんやりとしたか細く白い指…。
はっと、月城が手を引く。
「申し訳ありません。
失礼いたしました」
「う、ううん。
全然…良いんだよ。
…ありがとう…」
暁の白くほっそりとしたうなじが桜色に染まっていた。

思わず見惚れそうになる自分を律するように、素早く暖炉に戻った。
「では、コートをお脱ぎになり、こちらへ…。
今、お飲み物をご用意いたします」
暁を暖炉前に誘い、自分は隣室のキッチンへと消えた。


/256ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ