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海に映る月の道 〜last tango in Paris〜
第6章 従者と執事見習い 〜執事見習いの恋〜
「そんなことは分かっている。
俺にはどうでも良いことだ」
「どうしてですか?
好きな人にそんな風に思われて、狭霧さんは平気なんですか?」
…自分なら耐えられない。
大体、旦那様はそんなに冷たい方だろうか。
狭霧さんを見つめる眼差しは温かく…甘やかで、狭霧さんを特別扱いなほどに大切にされていたと思っていたのに。

狭霧はふふ…と笑い、月城の髪を優しく撫でた。
「平気だよ。
そんなことは、どうでもいい。
…俺が旦那様を愛していれば、それでいいんだ。
それ以上、何も望まない。
旦那様は悪くない。
俺が勝手にやっていることだ。
ただ俺は、旦那様のお名前を、北白川伯爵家の家名を守ることで少しでもお役に立ちたいんだ。
旦那様は…『お前を信じる』とだけ仰った。
それで充分なんだよ」


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