この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
海に映る月の道 〜last tango in Paris〜
第1章 出会い
屋敷の中は、さながら歴史あるフランス貴族の邸宅のような典雅さと重厚さを兼ね備えた意匠がそこ彼処に施されていた。
壁や大階段に何気なく飾られている絵画は、ルーベンス、レンブラント、ドガ…。
飾り棚には…ガレの芸術的な花瓶…。
まるで、ちょっとした美術館だ…。
呆気に取られている狭霧に北白川は
「まずは傷の手当てと…いや、その前に温かい風呂だな。
…そうでないとマレーご自慢のペルシャ絨毯が泥で汚れてしまうからね。
ね?マレー」
愉快そうに尋ねた。

「その通りでございます。旦那様」
マレーと呼ばれた執事は、厳しい貌でにこりともせずに頷き、さながら王族が睥睨するように狭霧を見遣り
「…どうぞこちらに。
monsieur イズミ」
と、震え上がるようなバリトンで告げたのだ。


/256ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ