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俺様紳士は私の上で必死に喘ぐ
第1章 お見合い相手
私は、自分の口を塞いだ。

「どうする?このまま、俺について来るか?」

「えっ……」

「デートしてやるって、言っているんだ。」

何⁉どこまで俺様なの⁉

「結構です。」

「そうか。残念だったな。」

そう言って古原さんは、背中を見せた。

「待って!」

この機会を逃したら、二度とこの人と二人きりになれないと思う。

「私の方こそ、デートしてあげてもいいです。」

すると古原さんは、クスッと笑った。

「決まりだな。車に乗れ。」

「えっ?」

「いいから、乗れ。」

古原さんに腕を掴まれ、彼の車の中に引き寄せられた。

これって、夢じゃないよね。

「俺の家まで。」

「はい。」
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