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俺様紳士は私の上で必死に喘ぐ
第1章 お見合い相手
「いいに決まってる。」

古原さんは、私の頬に手を当てた。

「好き同士なんだから。」

胸がドキッとした。

「なあ、好き同士でする行為って、何か知ってるか?」

「えっ?キスとか?」

直ぐに答えたけれど、古原さんは目が点になっていた。

「本当に知らないのか?」

「えっと……夜の営みの事ですか?」

すると古原さんは、クククっと笑った。

「えっ?違います?」

「違わないよ。でも、俺は夜だけじゃないけどね。」

まるで火が着いたように、顔が真っ赤になった。

「できれば今から、君を抱きたいんだが、いいか?」

「あっ、どうぞ。」

私は両手を広げた。

「参ったな。ハグだと思ったのか?」
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