この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
俺様紳士は私の上で必死に喘ぐ
第1章 お見合い相手
「はい。謹んで受け入れさせて頂きます。」
低音の優しそうな声。
私は、その声にドキッとした。
そして障子の隙間から、その相手を見た。
その瞬間、時間が止まった気がした。
だって、あまりにも紳士そうな人だったから。
「では、本日はこの辺で。」
その人は、話が終わって、客間から出て来た。
障子が開いた瞬間、見事に覗き込んでいる私がいた。
「莉子!なんてはしたない!」
お母さんが、私を叱る。
「ごめんなさい。」
するとその人は、私の目の前に跪いた。
「妹さんかな。お話には聞いています。」
「……それはどうも。」
まさか、私の事を知っているなんて。
「古原陣と申します。義理の兄になる予定です。」
低音の優しそうな声。
私は、その声にドキッとした。
そして障子の隙間から、その相手を見た。
その瞬間、時間が止まった気がした。
だって、あまりにも紳士そうな人だったから。
「では、本日はこの辺で。」
その人は、話が終わって、客間から出て来た。
障子が開いた瞬間、見事に覗き込んでいる私がいた。
「莉子!なんてはしたない!」
お母さんが、私を叱る。
「ごめんなさい。」
するとその人は、私の目の前に跪いた。
「妹さんかな。お話には聞いています。」
「……それはどうも。」
まさか、私の事を知っているなんて。
「古原陣と申します。義理の兄になる予定です。」