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自分の為のBL
第4章 喫茶黒猫
約束…っ

「自分で脱ぐんだったか?」

「まっ…!!な、何が駄目?!」

良く見て!似合ってるでしょ?!
我ながら可愛いと思うんだけど、駄目なの?!

両手を広げてクルッと回ってみせると、店長は口元を手で覆って俯いた。

……………吐き気?
つわりですか?じゃなきゃ、この姿がそんなに気持ち悪い?!!

流石に落ち込んで俯くと、小さい鈴の音がした。



店長がさっきまで猫耳と尻尾が置いてあったテーブルから、その掌に小さな金色の鈴が着いた黒いチョーカーを握っている。

首輪っ?!

「そのままじゃ、野良猫だな。」


慰めるみたいに、ふわりと抱き締められると、首筋に顔を埋められた。


「んっ……っ、くすぐった…ッ」



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