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自分の為のBL
第2章 fantasy life
帰りのホームルームが終わる。 僕はいそいそと鞄を掴んで、教室を出た。 そこまでは、いつもと同じ。
だけど、今から行くのは図書室じゃない。
先生と約束した、化学準備室だ。
特別教室ばかり並んでる、その中にある。
図書室の階と違って、授業以外では使われない 教室ばかりで…いやに静か。
先生、もう居るかな…? 担任は持って居ないから、ホームルームが長引 く。何て事は無い。
ちょっと怖い… 僕、幽霊とかオバケとか、凄く苦手……
ちょっとでも変な音がしたら動けなくなりそう で、僕は足早に準備室に向かった。