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自分の為のBL
第2章 fantasy life
「せ…先生……っごめんなさい!これはっ…その ~」
言い訳をするほど恥ずかしいっ 僕は真っ赤になって俯いたまま、両手で開いて た文庫本を閉じる事さえ恥ずかしくて………
顔が熱い。目の回りが熱い。
あ……………
気付いた時には、視界は滲んで、
ポタリ
と一粒、涙が落ちてった。
「京君…?」
感情が昂って、 泣き出してしまった僕を、先生が包み込む様に 抱きしめてくれた。
「どうしました?泣かないで下さい。虐めたつ もりはなかったんですが…」
困った様な声が、先生の中から響いて聞こえる。