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自分の為のBL
第2章 fantasy life
ド、ドキドキするっ
先生の白衣に顔を埋めると……先生の匂いがし た…
先生は化学の先生だから、少し焦げたような、 薬品みたいな匂いがする。 僕は好きな匂いだ。
その匂いを嗅ぎながら、泣いてしまった事がま た恥ずかしくて、僕はかちんこちんに固まって しまった。
どうしたら良いんだろ?!すっごく恥ずかし い…っっっ 先生、この本知ってた…図書の先生だから、当 たり前なのかな? 僕の事……嫌いになった訳じゃないのかな?
少しだけ…顔を上げてみた。 怖かったけど、先生の表情が知りたかったか ら。
…………ッ
先生は、知らない表情してた。こんな顔してる 先生、知らない。