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自分の為のBL
第4章 喫茶黒猫
「まあ良い。開店まで時間がない。飲み終わったなら、さくさく説明するから頭に叩き込め。」

それから俺は、キッチンやホールの仕事を事細かに説明されて、覚えたんだか覚えて無いんだかも解らない様な状態で、オープンの時間になった。

お店の開店は昼前から、夜まで。

この外観にこの立地なのに、開店と同時に周りのオフィス街からお姉様方が雪崩れ込んで来た。

大方、店長狙いなんだろう…皆、乙女な顔して店長を見ている。
当の本人も気付いてんのか、何なのか、さっきまで俺と話してた時とは全然違う、にこやかな笑顔で接客中………


…何か、ムカつく。

心臓が、ギュッギュッする。…俺、ホントに大丈夫か?


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