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自分の為のBL
第4章 喫茶黒猫
カランカラン…


静かになった店内に、ベルの音がやたらと響く。

「さて………」
店長が、こっちを見てる…怒られる!


冷や汗をかきながら店長の様子を伺う。
お仕置きって言ってた…お仕置きって!!



ん……?
あの……何処まで近付いてくるわけ?
ちかっ近い!
そんな色気発してグイグイ近付かれると…っっ近付かれると、何なの?!
俺、何か駄目だ……っ


店長はそのままどんどん近づいてくる。
一歩、一歩と近付かれる度、後ろへ後退る。
トンと背中に壁の感触がした。


あ、ああぁ…アレ?!
これ以上はっマズイって!!

不意に下げてた両手首を捕まれた。


「……ッ!!!」
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