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おせっせのお作法
第1章 私の方が強い
 割れ目を手で左右に広げられているのを感じ、濡れまくっているところを見られていると思うと、悶える程の恥ずかしさを感じつつも、それに興奮している自分がいた。
 いつ舐められるのかと胸を高鳴らせて待っていると、いきなり敏感なところを舐められた。
「ひゃっ……」
 あまりの刺激に身体が跳ね、声が出てしまう。
 同じところに彼はまた舌を這わし、そのあまりの気持ちのよさに思わず腰を引いてしまいそうになる。
 舌が穴の中にヌルりと入り、ジュルルと音を立てながら愛液を啜られた。
 その刺激と音に興奮して、次から次へと蜜が溢れ出してくるのが自分でもわかった。
「すごく濡れてる」
 そうつぶやいてまたクリトリスや穴の入り口を舌で舐めつくされた。気づけば腰を彼に押し付けるように振りだしてしまっていた。
 ジュルル……、ジュル……。
「はぁ、あぁっ……んぅ……」
 卑猥な音と淫らな声だけが部屋に響く。もっと強い快感をと動く腰を止めることができなかった。
「そろそろ、入れる?」
 身体を起こした彼がそういって、コンドームが入っている棚に手を伸ばした。
 私は彼がゴムを袋から取り出すまでの間、彼のモノにまた舌を這わしたり口に含んだりする。
 寝転んだ彼は袋を破いてゴムを取り出し私に手渡す。裏表を確認して、ギンギンに硬くなっているモノの上にのせてスルスルと下ろしていく。毛をよけて根元まで下ろすと、私は彼にまたがった。
 私の方が性欲が強いからだろうか。気づけばいつも私が上で、必死に腰を振ることになる。
 彼のモノを手で支え、そこに腰を下ろせばなんの抵抗もなく入っていった。
 ぐりぐりと膣壁を押し広げながら、奥まで入ったモノは熱く脈打っているようだった。
 すぐにイキたくはない。そう思うものの、ゆっくり動かし出したはずの腰の動きはすぐに早くなってしまう。
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