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花の香りに酔う如く
第16章 月下美人で授かる②〜律

勃たなくなったことについて、
誰にも相談は出来なかった。
病院に行こうかと思ったけど、
そんな勇気もない。
沙羅ちゃんには、
「手術したんだし、
なるべく実家でゆっくりと養生した方が良いよ」と言って、
沙羅ちゃんのお母様とお祖母様にも、
くれぐれも沙羅ちゃんと蓮くんを頼みますと伝えた。
そして、毎週末、
実家の寺に寄ってから沙羅ちゃんの実家に立ち寄るようにした。
実家では、
「第一子が男の子なんて、
本当に幸先良いわね?
次も男の子が良いけど、
授かりものですものね?」と、
母がウキウキしながら父に話すのをぼんやり見ていた。
二人目なんて、
出来るわけがない。
そう思うと、
なんとも言えない気持ちになる。
そして、あんなに妖艶な顔をしていた沙羅ちゃんを、
満足させてやることができない自分を嗤った。
これから、どうすれば良いんだろう。
実家に立ち寄るのも段々辛い気持ちになった。
誰にも相談は出来なかった。
病院に行こうかと思ったけど、
そんな勇気もない。
沙羅ちゃんには、
「手術したんだし、
なるべく実家でゆっくりと養生した方が良いよ」と言って、
沙羅ちゃんのお母様とお祖母様にも、
くれぐれも沙羅ちゃんと蓮くんを頼みますと伝えた。
そして、毎週末、
実家の寺に寄ってから沙羅ちゃんの実家に立ち寄るようにした。
実家では、
「第一子が男の子なんて、
本当に幸先良いわね?
次も男の子が良いけど、
授かりものですものね?」と、
母がウキウキしながら父に話すのをぼんやり見ていた。
二人目なんて、
出来るわけがない。
そう思うと、
なんとも言えない気持ちになる。
そして、あんなに妖艶な顔をしていた沙羅ちゃんを、
満足させてやることができない自分を嗤った。
これから、どうすれば良いんだろう。
実家に立ち寄るのも段々辛い気持ちになった。

