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花の香りに酔う如く
第18章 伽羅の香りに包まれて②〜慧

「沙羅ちゃんと、寝て欲しい」
律にそんなようなことを言われた時、
正直、何を言われてるか判らなくて、
真顔で「えっ?」と声を出していた。
律が静かに、
3年もセックスレスだということ。
その理由が、
上手く勃ってくれたと思っても、
挿入しようとすると萎えてしまって出来ないこと。
そして、そのことで、
沙羅ちゃんのことを満足させられないし、
自分に対する不甲斐無さやある種の嫌悪感で、
余計にぶっきらぼうな態度を取るようになってしまっていることなんかを話してくれた。
子供を産んだ後も、
それまで以上に沙羅ちゃんが清らかで、
とても愛おしいのに、
隠れてこそこそと、
沙羅ちゃんに似た女優のビデオなんかを観て、
自慰をしていたのがいけなかったのかな?
なんてことを、自嘲的な顔で言う。
そして、他のオトコ、
例えば、お茶の稽古に来ている学生や同窓生と寝ている処を想像して、
自分を慰めることもあると言う。
嫉妬しているくせに、
それで勃つんだ。
律はそんなことを言った。
そして、二人目のことを、
それぞれの実家で言われる度に、
沙羅ちゃんが辛そうな顔を隠すように笑っているのを見るのも辛くなった。
それ、自分のせいなのにと。
そして、
後々、実家に戸籍上とはいえ、養子縁組するし、
僕と沙羅ちゃんとの子供なら、
自分の子供として育てられると言った。
それと、歪んでいるかもしれないけど、
僕と沙羅ちゃんがセックスしてるところを見たり聴いたりしたら、
僕も最後までカチカチで、
挿れれるかもとも言った。
僕は目を閉じて、
沙羅ちゃんを抱くことを想像してみてから正直に言った。
沙羅ちゃんは好きだけど、
律の嫁さんなわけだし、
自分も、勃たないから無理だってこと。
そして、
律も思い詰めてるようだから、
ゆっくり考えるようにと。
でも、その夜、
横になって暫くして、
僕は沙羅ちゃんと寝ている夢を観ていた。
そして、
「あっ…」と思って目が醒めると、
本当に久し振りに股間が硬くなっていて、
そのまま、自分で扱きながら沙羅ちゃんの柔らかい身体を抱き締めた感触を思い出していた。
律にそんなようなことを言われた時、
正直、何を言われてるか判らなくて、
真顔で「えっ?」と声を出していた。
律が静かに、
3年もセックスレスだということ。
その理由が、
上手く勃ってくれたと思っても、
挿入しようとすると萎えてしまって出来ないこと。
そして、そのことで、
沙羅ちゃんのことを満足させられないし、
自分に対する不甲斐無さやある種の嫌悪感で、
余計にぶっきらぼうな態度を取るようになってしまっていることなんかを話してくれた。
子供を産んだ後も、
それまで以上に沙羅ちゃんが清らかで、
とても愛おしいのに、
隠れてこそこそと、
沙羅ちゃんに似た女優のビデオなんかを観て、
自慰をしていたのがいけなかったのかな?
なんてことを、自嘲的な顔で言う。
そして、他のオトコ、
例えば、お茶の稽古に来ている学生や同窓生と寝ている処を想像して、
自分を慰めることもあると言う。
嫉妬しているくせに、
それで勃つんだ。
律はそんなことを言った。
そして、二人目のことを、
それぞれの実家で言われる度に、
沙羅ちゃんが辛そうな顔を隠すように笑っているのを見るのも辛くなった。
それ、自分のせいなのにと。
そして、
後々、実家に戸籍上とはいえ、養子縁組するし、
僕と沙羅ちゃんとの子供なら、
自分の子供として育てられると言った。
それと、歪んでいるかもしれないけど、
僕と沙羅ちゃんがセックスしてるところを見たり聴いたりしたら、
僕も最後までカチカチで、
挿れれるかもとも言った。
僕は目を閉じて、
沙羅ちゃんを抱くことを想像してみてから正直に言った。
沙羅ちゃんは好きだけど、
律の嫁さんなわけだし、
自分も、勃たないから無理だってこと。
そして、
律も思い詰めてるようだから、
ゆっくり考えるようにと。
でも、その夜、
横になって暫くして、
僕は沙羅ちゃんと寝ている夢を観ていた。
そして、
「あっ…」と思って目が醒めると、
本当に久し振りに股間が硬くなっていて、
そのまま、自分で扱きながら沙羅ちゃんの柔らかい身体を抱き締めた感触を思い出していた。

