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花の香りに酔う如く
第6章 クチナシの誘惑②〜律

駐車している百貨店に歩いていたら、
小さい花屋があった。
そうだ!
と思って、店に入って、
柔らかいピンク色の薔薇の花を買って、
沙羅ちゃんに「どうぞ?」と渡した。
沙羅ちゃんは物凄く喜んでくれて、
「沙羅、お花貰うの、
一番嬉しいな」と言って微笑んだ。
地下で食材を買って、
寺に戻ると、
小走りで部屋に入ってしまった。
どうしたのかなと思ったら、
「薔薇、花瓶に生けてきたの」とニコニコしながら言った。
次の週は、大学に行けるくらい体調は戻っていて、
ホッとした。
帰りは迎えに行ったりしたけど、
キスしたり、
ハグしたりはしなかった。
なんか、暴走してしまいそうで、
怖かったからかもしれない。
日曜日に銀座に行って、
ボールペンをピックアップして、
その後、同じ花屋に立ち寄った。
「沙羅ちゃん、好きな花、
プレゼントさせて?
僕、薔薇と菊と百合しか判らないから」
と言うと、
真剣な顔で大きな冷蔵庫みたいな処に入れられた花を見て、
「イヴ・ピアッジェ、二輪ください」と言った。
なんだ、それ?
と思ったら、
「薔薇の品種です」とニコニコ笑いながら言った。
帰宅すると、
「クチナシ、枯れちゃったでしょ?」と言って、
コップを二つ出して、
イヴ・ピアッジェを一輪ずつ挿すと、
僕に渡してくれた。
「眠る時にも同じ香りで、
なんか嬉しいかなと思って…」と言うので、
思わず抱き締めそうになって、
なんとか耐えた。
さらに、
「んー。
どっちか判らなくなっちゃった」と言いながら、
ボールペンの入った箱のリボンを解く。
「あ!
こっちが律さんのです。
はい!」と僕にその箱を渡した。
小さい花屋があった。
そうだ!
と思って、店に入って、
柔らかいピンク色の薔薇の花を買って、
沙羅ちゃんに「どうぞ?」と渡した。
沙羅ちゃんは物凄く喜んでくれて、
「沙羅、お花貰うの、
一番嬉しいな」と言って微笑んだ。
地下で食材を買って、
寺に戻ると、
小走りで部屋に入ってしまった。
どうしたのかなと思ったら、
「薔薇、花瓶に生けてきたの」とニコニコしながら言った。
次の週は、大学に行けるくらい体調は戻っていて、
ホッとした。
帰りは迎えに行ったりしたけど、
キスしたり、
ハグしたりはしなかった。
なんか、暴走してしまいそうで、
怖かったからかもしれない。
日曜日に銀座に行って、
ボールペンをピックアップして、
その後、同じ花屋に立ち寄った。
「沙羅ちゃん、好きな花、
プレゼントさせて?
僕、薔薇と菊と百合しか判らないから」
と言うと、
真剣な顔で大きな冷蔵庫みたいな処に入れられた花を見て、
「イヴ・ピアッジェ、二輪ください」と言った。
なんだ、それ?
と思ったら、
「薔薇の品種です」とニコニコ笑いながら言った。
帰宅すると、
「クチナシ、枯れちゃったでしょ?」と言って、
コップを二つ出して、
イヴ・ピアッジェを一輪ずつ挿すと、
僕に渡してくれた。
「眠る時にも同じ香りで、
なんか嬉しいかなと思って…」と言うので、
思わず抱き締めそうになって、
なんとか耐えた。
さらに、
「んー。
どっちか判らなくなっちゃった」と言いながら、
ボールペンの入った箱のリボンを解く。
「あ!
こっちが律さんのです。
はい!」と僕にその箱を渡した。

