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ただ一緒に居たいだけ
第10章 キスの温度

「シーツ交換、1人だと結構大変で…。
助かります」と言うと、
「こんなことならいくらでも」と笑うと、
「早く横になってください?」と言ってくれるので、
頷いてベッドに横になる。
「良かった。
昨日より顔色も良いですね?」と言うと、
髪を撫でてくれる。
大きい手の平の感触が心地良くて、
瞳を閉じると、
そっと額にキスをする。
「病院とかには?」と言われて、
「単なる生理痛ですよ?
まあ、筋腫はあるんですけど」と言うと、
物凄く心配そうな顔をする。
「やだ。
本当に大丈夫です。
それに、生理の時は診察出来ないそうだし、
そうじゃない時は痛さを忘れちゃって、
病院にも行かなくて」と笑うと、
「亡くなった妻は、婦人科系の癌だったんです。
もっと早くに気づいてやれればと、
今でも考えます。
だから、病院、行ってください」と強く言う。
勢いに押されて頷くと、
お腹が痛くなって、顔を歪めてしまうと、
「大丈夫?
背中、撫でると少し和らぐかも?」と言って、
布団に潜り込むように横になると、
背中から腰にかけて、大きな手の平で撫でてくれる。
もう片方の手で下腹部もそっと温めるように撫でてくれる。
少し痛さで涙目になりながら健吾さんを見上げると、
優しく微笑んで、頬にキスをする。
「薬、効いてくるまで、
こうしてましょう」と囁きながら、
唇を重ねては、
頬や額にキスをする。
触れるだけの優しいキス。
私は安心した気持ちで、
瞳を閉じたまま、
されるに任せているうちに、
眠ってしまった。
助かります」と言うと、
「こんなことならいくらでも」と笑うと、
「早く横になってください?」と言ってくれるので、
頷いてベッドに横になる。
「良かった。
昨日より顔色も良いですね?」と言うと、
髪を撫でてくれる。
大きい手の平の感触が心地良くて、
瞳を閉じると、
そっと額にキスをする。
「病院とかには?」と言われて、
「単なる生理痛ですよ?
まあ、筋腫はあるんですけど」と言うと、
物凄く心配そうな顔をする。
「やだ。
本当に大丈夫です。
それに、生理の時は診察出来ないそうだし、
そうじゃない時は痛さを忘れちゃって、
病院にも行かなくて」と笑うと、
「亡くなった妻は、婦人科系の癌だったんです。
もっと早くに気づいてやれればと、
今でも考えます。
だから、病院、行ってください」と強く言う。
勢いに押されて頷くと、
お腹が痛くなって、顔を歪めてしまうと、
「大丈夫?
背中、撫でると少し和らぐかも?」と言って、
布団に潜り込むように横になると、
背中から腰にかけて、大きな手の平で撫でてくれる。
もう片方の手で下腹部もそっと温めるように撫でてくれる。
少し痛さで涙目になりながら健吾さんを見上げると、
優しく微笑んで、頬にキスをする。
「薬、効いてくるまで、
こうしてましょう」と囁きながら、
唇を重ねては、
頬や額にキスをする。
触れるだけの優しいキス。
私は安心した気持ちで、
瞳を閉じたまま、
されるに任せているうちに、
眠ってしまった。

