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ただ一緒に居たいだけ
第10章 キスの温度
目が覚めると、
私の顔を見つめていた健吾さんと目が合ってしまって、
お互い、少し驚いてしまう。


「あ…。
おはようございます」と言うと、
健吾さんも「おはようございます」と笑う。


誰かに包まれて眠るなんて、
正直、記憶になかった。

離婚した夫は、
抱きたい時に身勝手に抱いて、
終わると背中を向けて寝るようなヒトだった。


「まだ、痛いですか?」と言いながら、
優しく腰の辺りを撫でてくれる。


「だいぶ、良くなって来ました。
ごめんなさい。
せっかく来てくださったのに、
私、寝てばかりで…」

「いや。
勝手に押し掛けてきたようなものだから…」


「健吾さん、優しいんですね?」

「優しいって言われると、
悪いこと、出来なくなるな?」

「えっ?」

「今だって、
キスしたくて仕方ないんですよ?」

「やだ。
冗談…」

「冗談じゃないです。
怒りますか?
嫌だったら、蹴飛ばしてくださいね?」と言うと、
抱き締めながら頬にキスをして、
唇にもキスをした。


暫く唇を合わせていると息が苦しくなってしまって、
唇が少し空いてしまうと、
ゆっくり舌を中に入れて、
私の舌を探るように動かす。

背中や髪をゆっくり撫でられながらキスをされると、
心地良くて私も背中に手を回してしまう。


舌をゆっくり絡めては吸われて、
唾液を絡め合っていると、
心臓がバクバクしてきてしまって、
恥ずかしくて余計にしがみついてしまう。


唇が離れると、
唾液がツーっと糸を引く。

濡れた唇を見つめて、
もう一度キスをすると、
耳朶へと唇を移動させて、

「美波さん、好きです」と囁いた。
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