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ただ一緒に居たいだけ
第11章 深まる関係

コーヒーと紅茶を置かれて、
一口、健吾さんが飲むのをのんびり見てると、
カップを置いた健吾さんが、
「仕事の格好だと、
すごくセクシーですね?」と言われて、
可笑しくてクスクス笑ってしまう。
「えっ?
そうですか?
そんなに変わらないと思うんですけど」
「初めて会った時、
テキパキ自己紹介してたイメージに近いかな?
その後はなんていうか、
無邪気で可愛くて。
でも、仕事の時は、そうやってカッコいいんでしょうね?」
「あら!
健吾さんも、ダンディーで素敵ですよ?」
「今日はお化粧、してるんだね?」
「えっ?
えっと…眉毛描いて、口紅塗ってるだけですよ」
「フルメイクしてるように見えるよ」
「口紅も、普段と色が違うだけです」と笑うと、
「そうなんだ」と言って、
眩しそうな顔をした。
「明日は、仕事、もう少し早く終わる?」
「はい。
18時には…」
「じゃあ、イタ飯でも食べようか?
ホントはひつまぶしでもと思ったけど、
その時間からだと間に合わないから…」と言う。
そんなに時間、
掛かるのねと思いながら、
頷く。
「明日、帰るんですよね?
それだと、コース料理だと、
急かして食べるようかな?」
「別に帰らなくても大丈夫ですよ?
ペットが居るわけでもないし、
どうせ、渉さんはメイちゃんのところだし…。
あ、ごめんなさい」と言うと、
「いえいえ。
こっちこそ、
歳上のさつきが振り回してるんじゃないかな?」
と笑う。
「あ。
でも、ホテルは取ってないので。
連泊出来るか、訊いてみますね?」
「本当は、一緒に泊まりたいけど、
ここだと面が割れてるからな」と、
残念そうな顔をするから、
「あら?
面が割れてるといけないんですか?」と茶化してみた。
「いや。
別に私は構わないけど。
独身同士だしね?」と言って、
「じゃあ、部屋は私が押さえておくよ?
本当に良いんですね?」と言われて、
私は紅くなってしまう。
一口、健吾さんが飲むのをのんびり見てると、
カップを置いた健吾さんが、
「仕事の格好だと、
すごくセクシーですね?」と言われて、
可笑しくてクスクス笑ってしまう。
「えっ?
そうですか?
そんなに変わらないと思うんですけど」
「初めて会った時、
テキパキ自己紹介してたイメージに近いかな?
その後はなんていうか、
無邪気で可愛くて。
でも、仕事の時は、そうやってカッコいいんでしょうね?」
「あら!
健吾さんも、ダンディーで素敵ですよ?」
「今日はお化粧、してるんだね?」
「えっ?
えっと…眉毛描いて、口紅塗ってるだけですよ」
「フルメイクしてるように見えるよ」
「口紅も、普段と色が違うだけです」と笑うと、
「そうなんだ」と言って、
眩しそうな顔をした。
「明日は、仕事、もう少し早く終わる?」
「はい。
18時には…」
「じゃあ、イタ飯でも食べようか?
ホントはひつまぶしでもと思ったけど、
その時間からだと間に合わないから…」と言う。
そんなに時間、
掛かるのねと思いながら、
頷く。
「明日、帰るんですよね?
それだと、コース料理だと、
急かして食べるようかな?」
「別に帰らなくても大丈夫ですよ?
ペットが居るわけでもないし、
どうせ、渉さんはメイちゃんのところだし…。
あ、ごめんなさい」と言うと、
「いえいえ。
こっちこそ、
歳上のさつきが振り回してるんじゃないかな?」
と笑う。
「あ。
でも、ホテルは取ってないので。
連泊出来るか、訊いてみますね?」
「本当は、一緒に泊まりたいけど、
ここだと面が割れてるからな」と、
残念そうな顔をするから、
「あら?
面が割れてるといけないんですか?」と茶化してみた。
「いや。
別に私は構わないけど。
独身同士だしね?」と言って、
「じゃあ、部屋は私が押さえておくよ?
本当に良いんですね?」と言われて、
私は紅くなってしまう。

