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ただ一緒に居たいだけ
第11章 深まる関係

「あ、バスタブにお湯、張りますね?」と言って、
浴室に入って蛇口を捻ったら、
間違えてシャワーが盛大に出てしまった。
壁向きに掛かっていたシャワーヘッドが水圧で暴れて外れてしまって落ちる。
私はあっという間ににびしょ濡れになってしまって、
小さい悲鳴を上げてしまった。
「えっ?
大丈夫?」と中を覗いた健吾さんがびっくりして固まっていた。
「えっと、大丈夫です。
ちょっと間違えてしまって…」と言いながら慌ててシャワーヘッドを掴んでから、
金属のハンドルを捻った。
「はぁ。
びっくりした。
なんか、間違えて捻ったらシャワーの方が出ちゃって…」と言うと、
健吾さんが紅い顔をしている。
「えっ?
どうかしました?」と言って、
自分を見ると、
びしょ濡れでシルクシフォンの薄い生地が身体に張り付いていて、
下着が透けてしまっていた。
「わ。
どうしよう?」と言うと、
「冷たくなかった?
風邪、引かない?」と言ってバスタオルを渡してくれる。
「えっと、お先にお風呂、いただきますね?」となんとか言ってみると、
「うん。そうだね?
私はあちらに行ってるよ?」と言って、
出て行ってくれた。
私はゆっくり慎重にワンピースを脱いだ。
繊細な生地なので、
濡れたままガサツに脱ぐと、
切れてしまいそうだったから。
そして、バスタオルに挟んで絞ってから、
ハンガーに掛けて、
軽くパンパンと叩きながら生地を整えてみた。
これなら明日には乾きそうだった。
それから、ガウンを着てキャリーバッグから、
前日に健吾さんにいただいたシャンプーのセットと入浴剤を出して、
ボディクリームは洗面所に取り敢えず置いて、
身体を洗ってシャンプーをしてからお風呂に浸かって、
入浴剤を入れた。
「はぁ。
これじゃあ、まるで、
私、物凄くウッカリで残念なヒトみたいね?」と呟いたら、
なんだか可笑しくなってしまった。
髪をタオルドライしてから、軽くドライヤーを掛けて外に出て、
「お先に済みませんでした。
健吾さんもどうぞ?
昨日、いただいたシャンプーとか、
置いてありますので、
良かったら使ってくださいね?」と言った。
「あ、ありがとう」と言って、
入れ替わりにバスルームに行ってしまったのを見てから、
のんびりボディクリームを塗り込んでいった。
浴室に入って蛇口を捻ったら、
間違えてシャワーが盛大に出てしまった。
壁向きに掛かっていたシャワーヘッドが水圧で暴れて外れてしまって落ちる。
私はあっという間ににびしょ濡れになってしまって、
小さい悲鳴を上げてしまった。
「えっ?
大丈夫?」と中を覗いた健吾さんがびっくりして固まっていた。
「えっと、大丈夫です。
ちょっと間違えてしまって…」と言いながら慌ててシャワーヘッドを掴んでから、
金属のハンドルを捻った。
「はぁ。
びっくりした。
なんか、間違えて捻ったらシャワーの方が出ちゃって…」と言うと、
健吾さんが紅い顔をしている。
「えっ?
どうかしました?」と言って、
自分を見ると、
びしょ濡れでシルクシフォンの薄い生地が身体に張り付いていて、
下着が透けてしまっていた。
「わ。
どうしよう?」と言うと、
「冷たくなかった?
風邪、引かない?」と言ってバスタオルを渡してくれる。
「えっと、お先にお風呂、いただきますね?」となんとか言ってみると、
「うん。そうだね?
私はあちらに行ってるよ?」と言って、
出て行ってくれた。
私はゆっくり慎重にワンピースを脱いだ。
繊細な生地なので、
濡れたままガサツに脱ぐと、
切れてしまいそうだったから。
そして、バスタオルに挟んで絞ってから、
ハンガーに掛けて、
軽くパンパンと叩きながら生地を整えてみた。
これなら明日には乾きそうだった。
それから、ガウンを着てキャリーバッグから、
前日に健吾さんにいただいたシャンプーのセットと入浴剤を出して、
ボディクリームは洗面所に取り敢えず置いて、
身体を洗ってシャンプーをしてからお風呂に浸かって、
入浴剤を入れた。
「はぁ。
これじゃあ、まるで、
私、物凄くウッカリで残念なヒトみたいね?」と呟いたら、
なんだか可笑しくなってしまった。
髪をタオルドライしてから、軽くドライヤーを掛けて外に出て、
「お先に済みませんでした。
健吾さんもどうぞ?
昨日、いただいたシャンプーとか、
置いてありますので、
良かったら使ってくださいね?」と言った。
「あ、ありがとう」と言って、
入れ替わりにバスルームに行ってしまったのを見てから、
のんびりボディクリームを塗り込んでいった。

