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ただ一緒に居たいだけ
第3章 初めてのオフ会
「…さん!
アンジェラさん?
着きましたよ?」というジュリさんの声で起こされて、
ハッとする。


「大丈夫ですか?」と支えられて、
マンションのエントランスで暗証番号を打つ。

エレベーターに乗り込んで、
最上階まで上がって、
ドアの鍵を開けて、

「コーヒー、
飲んで行きますか?」と言うと、
ジュリさんは嬉しそうに頷いた。


リビングまで通して、
「そこに座っててくださいね?」と言って、
キッチンに入ってネスプレッソでコーヒーを2つ淹れる。


「運びますよ?」とキッチンまで来てくれて、
カップを2つ、持ってくれる。


「アンジェラさん、酔っ払ってますよね?
落とすといけないから…」と笑う。


「ごめんなさい。
お酒、弱くて…」と言いながら、
思ったより身長差、あるのね?
と思って、
笑いそうになる。

渉さんは私に似てしまって、
男子の割に背は低いから、
メイちゃんとそんなに変わらない感じだった。
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