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ただ一緒に居たいだけ
第4章 少しだけ接近
翌朝、シャワーを浴びてから、
一番カジュアルな服装になってみる。

コットン素材の室内着のようなワンピースにスパッツを重ねて、
ソックスを履いてスニーカーも準備する。

寒いといけないので、
エルメスのガーデントートにストールを入れる。


迎えに来てくれた慎吾さんも、
ジーンズにTシャツにチェックのシャツを羽織っていた。


「おっ。
可愛いね。
着替えの下着、用意してね?
明日、日帰り温泉に入ろうかなって。
あ、タオルとかは現地で借りられるよ。
流石に水着は嫌でしょ?」

「持ってないもん」

「じゃあ、風呂は別々だな。
残念。
結構、広い共用ゾーンあるけど」と笑われた。


がっしりした車に乗り込んで、
途中、スーパーで氷や飲み物、食材を買って、
大きなクーラーボックスに手際良く詰め込むのを手伝って、
何処に行くのか判らないまま、
本当に久し振りのドライブをした。
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