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ただ一緒に居たいだけ
第4章 少しだけ接近

「美波さんはどんな仕事してるの?」
「んー。
ブライダルの仕事よ」
「ブライダル?
結婚式ってこと?」
「離婚しちゃって、
独身の私が、オカシイ?」
「そんなことないけど…」
「私の会社は、都内だけじゃなくて、
いくつかの主要都市で結婚式場を経営してるの。
海外もあるわ?
そこで働くブライダルコーディネーターを教育したり、
時々、各地の式場を回って、
ちゃんと会社のブランディング通りのことをしてるか見て回ったりしてるの」
「だから、出張、あるんだね?」
「前は土日も仕事だったけど、
流石にその辺りは減らすようにしてるの。
もうベテランだし、
なんなら、世代交代しても良いくらいかもだし」
「大変そうな仕事だね?
きっと、偉いんでしょ?」
「どうかな?
そこそこかしら?」と笑った。
「夕食は、私が作るね?
でも、お米、任せても良い?
飯盒炊爨、したことないの」と言うと、
慎吾さんは嬉しそうに笑った。
「レトルトのカレーのつもりだったけど、
食材、買ってたもんね?」と言うので、
「カレーとか、カップラーメンも、
こんな処で食べたら美味しいでしょうね?」と言って、
空を見上げたら、
椅子ごと後ろにひっくり返りそうになってしまう。
慌てて慎吾さんが押さえてくれて、
2人、声を上げて笑った。
「んー。
ブライダルの仕事よ」
「ブライダル?
結婚式ってこと?」
「離婚しちゃって、
独身の私が、オカシイ?」
「そんなことないけど…」
「私の会社は、都内だけじゃなくて、
いくつかの主要都市で結婚式場を経営してるの。
海外もあるわ?
そこで働くブライダルコーディネーターを教育したり、
時々、各地の式場を回って、
ちゃんと会社のブランディング通りのことをしてるか見て回ったりしてるの」
「だから、出張、あるんだね?」
「前は土日も仕事だったけど、
流石にその辺りは減らすようにしてるの。
もうベテランだし、
なんなら、世代交代しても良いくらいかもだし」
「大変そうな仕事だね?
きっと、偉いんでしょ?」
「どうかな?
そこそこかしら?」と笑った。
「夕食は、私が作るね?
でも、お米、任せても良い?
飯盒炊爨、したことないの」と言うと、
慎吾さんは嬉しそうに笑った。
「レトルトのカレーのつもりだったけど、
食材、買ってたもんね?」と言うので、
「カレーとか、カップラーメンも、
こんな処で食べたら美味しいでしょうね?」と言って、
空を見上げたら、
椅子ごと後ろにひっくり返りそうになってしまう。
慌てて慎吾さんが押さえてくれて、
2人、声を上げて笑った。

