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ただ一緒に居たいだけ
第4章 少しだけ接近

「疲れてるんじゃない?
ごめんなさい。
運転、変わってあげたいけど、
私、ペーパードライバーなの」
「平気平気。
俺、運転、好きだから。
それより、美波さん、寝てていいよ?」とかえって気遣ってくれる。
音楽を聴きながらお喋りしてたら、
あっという間に家に到着してしまった。
「コーヒー、飲んで行く?」
と訊くと、
「今日はやめとく。
自信、ないから」と言う。
「えっ?」
「なんか、もう、
押し倒してどうにかしたいくらいだもん」と言うと、
「また、来週、
誘っても良い?」と、
顎髭を掻きながら笑った。
「じゃあ、来週は、
家で手料理しましょうか?」と言うと、
「もう!
美波さん、聞いてたの?
家に入れると、
俺に襲われるよ?」と笑うので、
私は紅くなってしまった。
「帰ったら、電話してね?
心配だから」
「電話じゃなくて、
ログインして、ゲームで!
だってさ。
ガブちゃん、帰って来るでしょ?
何事かと思うよ?」と言われてしまう。
「あ!
いつでも温泉とか行けるように、
バッグに水着、入れておいてね?
俺、温泉、結構好きなんだ。
家だと狭いユニットバスだから、
シャワーだけなんだよね」
「恥ずかしいけどね?
じゃあ、気をつけて…」と言うと、
慎吾さんは私の手の甲にそっとキスをした。
私はぼんやりしながら、
遠去かるテールランプを見ていた。
ごめんなさい。
運転、変わってあげたいけど、
私、ペーパードライバーなの」
「平気平気。
俺、運転、好きだから。
それより、美波さん、寝てていいよ?」とかえって気遣ってくれる。
音楽を聴きながらお喋りしてたら、
あっという間に家に到着してしまった。
「コーヒー、飲んで行く?」
と訊くと、
「今日はやめとく。
自信、ないから」と言う。
「えっ?」
「なんか、もう、
押し倒してどうにかしたいくらいだもん」と言うと、
「また、来週、
誘っても良い?」と、
顎髭を掻きながら笑った。
「じゃあ、来週は、
家で手料理しましょうか?」と言うと、
「もう!
美波さん、聞いてたの?
家に入れると、
俺に襲われるよ?」と笑うので、
私は紅くなってしまった。
「帰ったら、電話してね?
心配だから」
「電話じゃなくて、
ログインして、ゲームで!
だってさ。
ガブちゃん、帰って来るでしょ?
何事かと思うよ?」と言われてしまう。
「あ!
いつでも温泉とか行けるように、
バッグに水着、入れておいてね?
俺、温泉、結構好きなんだ。
家だと狭いユニットバスだから、
シャワーだけなんだよね」
「恥ずかしいけどね?
じゃあ、気をつけて…」と言うと、
慎吾さんは私の手の甲にそっとキスをした。
私はぼんやりしながら、
遠去かるテールランプを見ていた。

