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ただ一緒に居たいだけ
第6章 家族でご飯
「あれ?
1人じゃないなんて、
珍しいですね?」とバーテンの関口さんが声を掛けてくる。


「私はいつものを。
健吾さんと慎吾さんは?
あ、メニュー、どうぞ」と渡す。


「私はマッカランのロックをダブルで…」

「俺は…美波さんと同じものを…」と慎吾さんが言うので、

「えっ?
多分、飲めないから、
他のにした方が良いわよ?」と笑った。


「えっ?」

「だって、アルコール入ってない葡萄のジュースだもの。
選んであげる。
そうね…。
ソルティードッグで!」と、
勝手に慎吾さんのお酒を選ぶ。


ミックスナッツやドライフルーツ、チーズを適当に選んで、
乾杯する。


「お酒、弱いのに、
バーに来るの?
ナンパされちゃいますよ?」と慎吾さんが少し心配そうな顔で言う。

「大丈夫よ?
私、モテないから!」と言うと、

「そんなこと、ないでしょう?」と健吾さんが言う。


「仕事で嫌なことがあると、
そのまま家に帰りたくなくて…。
そういう時に、ここに寄って、
クダを巻くの」

「えっ?
シラフで?」

「お店の雰囲気で酔っ払えるから…」と言うと、
健吾さんが楽しそうに笑う。


「でも、最近は、
早く帰ってゲーム…」

慎吾さんが話を止めるので、
ハッと気づいて慌ててドリンクを飲んだ。


「健吾さんはお強いんですね?」

「いや。
独りですることもないから、
家に帰っても、夜、こうやって飲んでて…」

「オヤジ。
美波さんに弱いトコ見せて、
関心、引こうとしてるのか?」


2人の会話が可笑しくて、
クスクス笑ってしまう。


「渉さんと、ここに来ることもあったけど、
最近は全然、私に付き合ってくれなくて…」

「申し訳ありません」と健吾さんが言うので、

「いえいえ。
こちらこそ、ご結婚前のお嬢様に…」と頭を下げると、

「さつきも24だから、
別に結婚しても…。
渉くんは、何歳ですか?」

「まだ、社会人1年生の22歳で。
頼り甲斐もなくて…」

「さつきが姉さん女房になるのか。
このまま順調にお付き合いさせてもらせるなら、
今後とも宜しくお願いします」と笑った。
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