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ただ一緒に居たいだけ
第7章 深夜の出来事

「あれ…?
こちらに居たんですか?
おはようございます」と健吾さんに声を掛けられて、
ハッとして、アイロンを指先に当ててしまった。
「熱っ…」と言うと、
健吾さんは慌てて、
「火傷ですか?
冷やさないと!」と言う。
「大丈夫です。
誰かが家に居るの、
忘れてて、びっくりしただけですから…」と言って、
念の為に冷凍庫に置いてある保冷剤で指先を冷やしてみた。
「眠れましたか?
ソファベッドじゃ、寝にくかったんじゃないですか?」と言うと、
「隣の部屋に貴女が居ると思うと、
なかなか寝れなかったです」と笑いながら言われて、
あれ?
この台詞、
聞いたことある?
と思ったらドキドキしてきてしまった。
まだベッドのままのソファに私を座らせて、
「指、見せください。
大丈夫ですか?」と言って、
保冷剤を外すと、
真剣な顔で指先を見て、
「少し、紅くなってるかな?」と言うと、
突然、そっとその指先にキスをした。
「えっ?
あの…」と驚いて手を引こうとすると、
「私が驚かしてしまったから…」と、
更に指先を口に含んで舌で舐める。
「あの…」
「これじゃあ、治りませんよね?
すみません。
単に、美波さんに触れたかっただけです」と言って、
抱き締めようとした。
こちらに居たんですか?
おはようございます」と健吾さんに声を掛けられて、
ハッとして、アイロンを指先に当ててしまった。
「熱っ…」と言うと、
健吾さんは慌てて、
「火傷ですか?
冷やさないと!」と言う。
「大丈夫です。
誰かが家に居るの、
忘れてて、びっくりしただけですから…」と言って、
念の為に冷凍庫に置いてある保冷剤で指先を冷やしてみた。
「眠れましたか?
ソファベッドじゃ、寝にくかったんじゃないですか?」と言うと、
「隣の部屋に貴女が居ると思うと、
なかなか寝れなかったです」と笑いながら言われて、
あれ?
この台詞、
聞いたことある?
と思ったらドキドキしてきてしまった。
まだベッドのままのソファに私を座らせて、
「指、見せください。
大丈夫ですか?」と言って、
保冷剤を外すと、
真剣な顔で指先を見て、
「少し、紅くなってるかな?」と言うと、
突然、そっとその指先にキスをした。
「えっ?
あの…」と驚いて手を引こうとすると、
「私が驚かしてしまったから…」と、
更に指先を口に含んで舌で舐める。
「あの…」
「これじゃあ、治りませんよね?
すみません。
単に、美波さんに触れたかっただけです」と言って、
抱き締めようとした。

