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ただ一緒に居たいだけ
第9章 揺れる

下腹部の痛さで目が覚めるとソファに横になっていた。
夕方で、外はもう暗くなりかかっている時間。
「ナプキン、しなきゃ…」と呟いて、
ノロノロと起き上がると、
「美波さん、大丈夫?」と言う声がして、
ビクッとしてしまう。
そうだった。
健吾さんが来てて、
携帯に出ようとして立ち上がったトコで貧血起こしたんだった。
私に掛けられていたのは、
ブランケットじゃなくて、健吾さんが着ていたジャケットだった。
ふんわり健吾さんがつけているコロンの香りがした。
…と思い出しながら見ると、
健吾さんと一緒に、慎吾さんが居て、
更に驚いてしまう。
「えっ?どうして?」
と小さい声で言うと、
健吾さんが済まなそうな顔をする。
「美波さんが倒れたからソファに運んで…。
その後も携帯何度も鳴ってたから見てみたら慎吾だった。
何か持病とかがあるか心配だったし、
渉くんに連絡しないといけないと思って、
電話に出て話したら…」
「美波さんの携帯にオヤジが出たからびっくりしたよ。
でもって、倒れたって聞いたから、
慌てて飛んで来た。
渉くんの連絡先は判らなかったから、
さつきに連絡したよ。
多分、そろそろこっちに来る」
「やだ。
凄く大事(オオゴト)になっちゃったのね?
えっと…あのね…」と言ってると、
チャイムも鳴らさないでドアが開いて、
「お母さん、どうした?
大丈夫?」と言いながら、
渉さんとメイちゃんがやって来た。
夕方で、外はもう暗くなりかかっている時間。
「ナプキン、しなきゃ…」と呟いて、
ノロノロと起き上がると、
「美波さん、大丈夫?」と言う声がして、
ビクッとしてしまう。
そうだった。
健吾さんが来てて、
携帯に出ようとして立ち上がったトコで貧血起こしたんだった。
私に掛けられていたのは、
ブランケットじゃなくて、健吾さんが着ていたジャケットだった。
ふんわり健吾さんがつけているコロンの香りがした。
…と思い出しながら見ると、
健吾さんと一緒に、慎吾さんが居て、
更に驚いてしまう。
「えっ?どうして?」
と小さい声で言うと、
健吾さんが済まなそうな顔をする。
「美波さんが倒れたからソファに運んで…。
その後も携帯何度も鳴ってたから見てみたら慎吾だった。
何か持病とかがあるか心配だったし、
渉くんに連絡しないといけないと思って、
電話に出て話したら…」
「美波さんの携帯にオヤジが出たからびっくりしたよ。
でもって、倒れたって聞いたから、
慌てて飛んで来た。
渉くんの連絡先は判らなかったから、
さつきに連絡したよ。
多分、そろそろこっちに来る」
「やだ。
凄く大事(オオゴト)になっちゃったのね?
えっと…あのね…」と言ってると、
チャイムも鳴らさないでドアが開いて、
「お母さん、どうした?
大丈夫?」と言いながら、
渉さんとメイちゃんがやって来た。

