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ただ一緒に居たいだけ
第9章 揺れる

あまりのことに茫然としながら、
「えっと…とても言い難いんだけど、
あの…これ、多分生理痛なの。
毎回じゃないけど、2回に1回、物凄く酷くて、
寝込んじゃう位、痛くて。
それと、貧血だと思うの」と言うと、
渉さんは寝込んでいたのを思い出して、
「ああ…」と言った。
メイちゃんも、
「私も同じなので判ります」と頷いた。
「あの、それで、
ちょっとシャワーして着替えてきても?」と言うと、
「中で倒れたらしないかな?」と、
健吾さんが言うので、
「私、念の為に脱衣所の辺りに居るね?」とメイちゃんが言ってくれる。
ノロノロと立ち上がって、
ふらつきながらバスルームに向かおうとすると、
慎吾さんが支えてくれようとするのを、
「大丈夫だから」と断って、
メイちゃんと2人で廊下を進んだ。
シャワーを浴びて、
メイちゃんに声を掛けて、
脱衣所から出て貰って外に出る。
着替えてから汚れた下着を水とウタマロ石鹸で洗って洗濯機に放り込んで、少しホッとする。
ゆっくりキッチンに戻ると、
みんながこちらを見るから、
どんな顔をしたら良いか判らなくて、困惑した顔をしてしまう。
「美波さん、お薬は?
なんか、食べた方が良いかも」とメイちゃんが言う。
「あ、ごめん。
ここにあったサンドイッチとかは、
俺、食べちゃった」と、慎吾さんが頭を掻きながら言った。
「あ、ケーキなら、
冷蔵庫に入れておいたよ?」と、
健吾さんが言って、
冷蔵庫からラップを掛けたお皿を取り出す。
「じゃあ、これ、みんなで一つずつ、
いただきましょうか?」と私が言うと、
「じゃあ、コーヒー淹れるよ?」と渉さんが言うと、
「私、手伝うね?」とメイちゃんが笑う。
それで、4人でケーキを無言で食べるという、
不思議な状況になった。
「えっと…とても言い難いんだけど、
あの…これ、多分生理痛なの。
毎回じゃないけど、2回に1回、物凄く酷くて、
寝込んじゃう位、痛くて。
それと、貧血だと思うの」と言うと、
渉さんは寝込んでいたのを思い出して、
「ああ…」と言った。
メイちゃんも、
「私も同じなので判ります」と頷いた。
「あの、それで、
ちょっとシャワーして着替えてきても?」と言うと、
「中で倒れたらしないかな?」と、
健吾さんが言うので、
「私、念の為に脱衣所の辺りに居るね?」とメイちゃんが言ってくれる。
ノロノロと立ち上がって、
ふらつきながらバスルームに向かおうとすると、
慎吾さんが支えてくれようとするのを、
「大丈夫だから」と断って、
メイちゃんと2人で廊下を進んだ。
シャワーを浴びて、
メイちゃんに声を掛けて、
脱衣所から出て貰って外に出る。
着替えてから汚れた下着を水とウタマロ石鹸で洗って洗濯機に放り込んで、少しホッとする。
ゆっくりキッチンに戻ると、
みんながこちらを見るから、
どんな顔をしたら良いか判らなくて、困惑した顔をしてしまう。
「美波さん、お薬は?
なんか、食べた方が良いかも」とメイちゃんが言う。
「あ、ごめん。
ここにあったサンドイッチとかは、
俺、食べちゃった」と、慎吾さんが頭を掻きながら言った。
「あ、ケーキなら、
冷蔵庫に入れておいたよ?」と、
健吾さんが言って、
冷蔵庫からラップを掛けたお皿を取り出す。
「じゃあ、これ、みんなで一つずつ、
いただきましょうか?」と私が言うと、
「じゃあ、コーヒー淹れるよ?」と渉さんが言うと、
「私、手伝うね?」とメイちゃんが笑う。
それで、4人でケーキを無言で食べるという、
不思議な状況になった。

