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母親を調教した俺
第5章 妊娠
「母さん・・でいいのかな?でも、やっぱり・・俺、母さんを抱きたいや・・」

俺の本音だった。

「私はあなたを産んだ母親よ・・。それでも、抱きたいの?」

母さんが俺の本音を見極めようと顔を覗き込んできた。

「だって・・母さんと付き合い始めた方が早かったじゃん!後になって母親でした・・と言われても・・」

俺は悔しそうに白状した。

「わかったわ・・。私も・・あなたにそばにいてほしい・・」

母さんが俺を抱き締めてきた。

「これからも・・俺は母さんを抱くよ!でも・・俺の子どもを産んで・・とは言わないよ。さすがにそれは・・許されないもんね」

「そうね・・。私、ずっと一人で生きてきたから、家族に憧れてるの・・。だから、あなたの子どもを産んでも構わないと思ってた・・。もし、あなたが他の女の子を好きになったら、私が一人で子どもを育ててもいいと思ってた・・。でも、実の母親と息子の子どもなんて・・産まれてくる子が可哀相だわ」

母さんが寂しげに笑った。

「母さん、これからは俺がずっとそばにいるよ!母さんはもう一人じゃないからね」

今度は俺が母さんを抱き締めた。

母さんは泣いていた。

母さんは被害者で何も悪くないのに一方的に離婚され、家を追い出され、ずっと一人で生きてきたのだ。

息子の俺とも引き離され、会う事も許されなかったなんて・・
あまりにも不憫だった。

でも、これからは俺がずっとそばにいるつもりだ。

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